バレンシア、洪水被害で国王杯が再延期 サッカー
【AFP=時事】サッカースペイン1部リーグのバレンシアは4日、同国東部バレンシア自治州で発生した洪水の影響で延期されていたスペイン国王杯1回戦の再延期が決まった。 もともと先月30日に予定されていたパルラ・エスクエラとの一戦は、スペインサッカー連盟(RFEF)によって今月6日に延期されていたが、バレンシアがこの日再度延期を要請し、新日程は11月26日に決まった。 前週スペイン東部を襲った激しい嵐では、これまでに少なくとも217人が死亡し、多くの人が依然として行方不明となっている。 被害に遭った地域に拠点を置く他のチームの未消化試合も、ホベ・エスパニョール対レアル・ソシエダ戦を除いて再延期となり、新たな日程が設定された。 リーグの複数の監督や選手は、バレンシア対レアル・マドリード戦とビジャレアル対ラージョ・バジェカノ戦だけでなく、週末の全てのリーグ戦を延期すべきだと提案していた。 アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督は、試合を行うことは「意味がない」と主張。バルセロナのハンジ・フリック監督も、もし自分に決定権があれば全試合をキャンセルしただろうと話していた。 レアルのカルロ・アンチェロッティ監督もこの日、5日に行われる欧州チャンピオンズリーグのACミラン戦を前に、「この状況ではサッカーについて話すのは難しい」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News