「空いた実家」はそのまま誰かに貸した方がいい! そのための3つのポイント
「空いた実家は、そのまま貸せば良い」と聞いても、リフォームや立地の観点から、難しいと考える人は多いでしょう。しかし実際は、古くても地方でも「空き実家」の賃貸に重要があるのだと、不動産投資家で空き家再生コンサルタントの吉原泰典氏は言います。では、どうすれば貸せるのでしょうか? ご紹介していきます。※本連載は、吉原泰典氏による著書『「空いた実家」は、そのまま貸しなさい』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・再編集したものです。 【早見表】年金に頼らず「夫婦で100歳まで生きる」ための貯蓄額
一戸建てを借りたいという人は想像以上にたくさんいる
この記事を読んでいらっしゃる方の中には、「両親ともまだ田舎で元気だけど子どもは誰も戻る予定がない。10年後のことを考えると心配」など、実家について悩んでいたり、なにがしかの不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そんなあなたにぜひお伝えしたいことがあります。「空いた実家は、そのまま貸せばいい」のです。 「そんな馬鹿な。あんな古い家を借りる人がいるはずがない」と思う人は多いかと思います。しかし、それは都会で長く暮らしてきた自分がもし住むとしたら、という無意識の思い込みからです。 住まいに対する価値観は人それぞれであり、古い家であっても特に一戸建てを借りたいという人は想像以上にたくさんいます。 残された家財や遺品をきれいに片付け、ハウスクリーニングすれば十分、貸すことができます 「でも、リフォームにかなりお金をかけないといけないんでしょ」とおっしゃる人もいるでしょう。 いいえ。最近まで誰かが住んでいたのであれば、基本的にリフォームは不要です。残された家財や遺品をきれいに片付け、ハウスクリーニングすれば十分、貸すことができます。これまでいくつもそういうケースを見てきました。 地方の駅から離れた立地でも貸すことはできます 「そもそもそれは大都市近郊の話であって、地方では無理だろう」という声も聞こえてきそうです。 これも違います。大都市近郊だけでなく、地方の駅から離れた立地でも貸すことはできます。ちなみに私は、岡山市内の古い実家を片付け、そのまま月8万円で貸しています。
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