海外でも活躍 堺出身・愛と魂の叫びのダンサーMaSaKoの生き方
生徒の悩み聞き心を浄化してリセット
──生徒さんに悩みを聞くって珍しいかと思いますが…。 MaSaKo:その人それぞれの人生が歌やダンスやお芝居に出てくる。私は生徒がただダンスを習いに来てるとは思ってないんです。私の今までの経験がその人の人生を少しでも明るくする光が当てられるんじゃないかな、と。「誰かのように」ではなく、「誰かのために」にやる。「自分らしく本気で生きる」ということを伝えていきたい。それはダンスが上手とかではなく、優しい気持ちに戻って欲しいなというのが原点にある。「愛する心、愛される心を忘れてない?」「笑顔を忘れてない?」とか、心を浄化して心をリセットする。泣いて笑って踊って、ダンスによって解放される。心があるものは観る人も感動すると思います。 ──ダンスを通じて訴えたいこととは? MaSaKo:ダンスをなんでやってるんだろうって、すごく考えたことがありました。どうしてやめられないんだろうって。「ダンスってなんぞや」と思った時に、この世は愛と感謝だと思って。ダンスは私の愛と感謝を表現する祈りみたいなもので、心を少しでも解放したり、ゆるめたり、頑張ろうと思ったり。いろんなものがこの世に溢れてますけど、すべては愛から生まれていると思う。それを知って欲しい。でも、何かがうまくいかなくなっている人もいるので、原点に戻ればいいなって。最初は遊びで入ってくる子でも、本気でやりたいと変わってくる。本気で頑張ってるからこそ、親も支えてくれる。最初はほとんど踊れないし、ゼロからのスタートで、専門学校の生徒とかはそういう感じで入ってくる。入ってから本格的にやる。すごく表情が変わってくるんです。
ダンサーという枠を超えた表現者になりたい
──今後のビジョンを教えてください。 MaSaKo:自分はダンサーという枠を超えた表現者になりたい。そういうビジョンがある。そのためにはもっと試練を乗り越えて行かないといけない。技術ももちろん重要ですけど、公演を続けながら、子供たちを育て、プロを育てたい。海外公演もやっていきたい。今回の大阪公演は、未知の力を持った未来のスターのたまごたちがお贈りする歌とダンスによるライブショーです。感動をお届けしたい。ぜひ応援してください。 (文責/フリーライター・北代靖典)