中村雀右衛門、大谷友右衛門 父・先代雀右衛門さんの十三回忌追善法要に出席「本当にあっという間」
歌舞伎俳優の大谷友右衛門(74)、中村雀右衛門(68)らが21日、東京・青山霊園で、2人の父である四世中村雀右衛門さんの十三回忌追善法要を行った。 【写真】雨の中、墓前に手を合わせる あいにくの雨の中、友右衛門と雀右衛門に加えて、先代の孫で友右衛門の長男・大谷廣太郎、次男・大谷廣松ら一門が出席。墓前に手を合わせて12年2月に亡くなった故人をしのんだ。 法要を終えた友右衛門が「早いもので十三回忌ですが、時々、父はまだまだしゃべっているんじゃないかなという感覚もあります」と語ると、雀右衛門は「本当に12年というものは、あっという間に過ぎてしまったなという気がしております」としみじみ。そして「廣太郎くん、廣松くんがこうして成長してきていますので、きっとお墓の中で父も喜んでいるんじゃないか」と話した。 3月には歌舞伎座で、先代の追善興行として同氏がライフワークとしていた「道成寺物」より「傾城道成寺」を上演予定。雀右衛門は「父が残した大事な演目を、父の舞台をご覧いただいていた方にも思い出していただけるような舞台を勤めることができれば」と意気込みを語った。