なんば駅前に楽しい空間出現? ひろば改造計画で社会実験
なんば駅前に楽しい空間出現? ひろば改造計画で社会実験 撮影・編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪
なんば駅前に広場が出現?──。大阪市中央区難波にある高島屋前の道路を一部通行止めにし、仮設の広場を作り、観光拠点、またイベントなどを開催できる空間創出を生み出そうという社会実験が11日からはじまった。
大阪市などによると、この実験は「なんばひろば改造計画」の一環として行われたもので、地元の商店街や企業などが取り組み、高島屋や南海なんば駅前と、なんばマルイの間にある広場で、新たな観光拠点を生み出すためのものだという。 高島屋前の市道を一方通行にして、ふだんあるはずのタクシー乗り場や待機所は西側へ移設。これにより約1200平方メートルの広場ができ、地面にはウッドデッキを敷いた。カフェなど様々な店も並び、老若男女を問わず、多くの人でにぎわいをみせていた。 それと同時に周辺の渋滞状況など交通量の調査を行い、広場設置の実現に向けデータもとっていくという。
高島屋前の横断歩道で信号待ちをしていた大阪府堺市の60代の女性は「いつも商店街へ買い物にいくけど、なんかおもしろそうやから」と広場へ向かい「若い人の集まりだけや思ったけど、けっこう食器とか売ってたりしたんで、これから買いますわ」などと、新たな発見にうれしそうな表情を浮かべていた。
この社会実験は11日は午後10時まで。12日は午前8時~午後10時、13日は午前8時~午後8時まで行われる。これにより、周辺では交通規制も行われる。詳しくは、なんばひろば改造計画の公式サイトで。