沖縄便再開へ機運醸成 福島県で「うつくしま・ちゅらしま交流・福島空港利用促進連絡会」が総会
福島、沖縄両県の団体でつくる「うつくしま・ちゅらしま交流・福島空港利用促進連絡会」の総会は28日、福島空港ビルで開かれた。2018(平成30)年の設立以来、県内開催は初めて。出席者が意見を交わし、福島と沖縄を結ぶ定期便の再開に向けた機運醸成に努めた。 構成団体に須賀川市の大東商工会、円谷プロダクション、沖縄県旅行・観光事業協同組合が新たに加わり、51団体の代表者が出席した。航空会社の担当者もオブザーバー参加した。菊地大介会長(須賀川商工会議所会頭)が「両県の交流を促進し、将来的に定期路線を再開できるよう取り組む」とあいさつし、他の地域の人々の関心を引きつける食文化など地元の魅力を再確認することの重要性を指摘した。 下地芳郎副会長(沖縄観光コンベンションビューロー会長)は、須賀川市出身の円谷英二監督と沖縄県出身の脚本家・金城哲夫さんが製作に携わった「ウルトラマン」を例に挙げ、「新たな交流の種を掘り起こしていきたい」と語った。
各団体が取り組んでいる活動内容を報告し、今後の施策のヒントを探った。