400年前、2000年前、3000年後に思いを馳せて…串田和美演出「あの夏至の晩~」幕開け
「フライングシアター自由劇場 第2回公演『あの夏至の晩 生き残りのホモサピエンスは終わらない夢を見た』」が昨日6月6日に東京・新宿村LIVEにて開幕した。 【画像】フライングシアター自由劇場「あの夏至の晩 生き残りのホモサピエンスは終わらない夢を見た」より。(撮影:細野晋司)(他28件) フライングシアター自由劇場は、1996年のオンシアター自由劇場の解散から約27年が経った昨年10月、串田和美が“自身が探し求める演劇活動”を再開するために始めた劇団。その第2作目となる本作では、ウィリアム・シェイクスピア「夏の夜の夢」をもとに、脚色・演出・美術を串田和美が手がける。出演者には大空、川上友里、皆本麻帆、小日向星一、串田十二夜、谷山知宏、島地保武、串田和美が名を連ねた。 開幕に際し串田和美は「400何年か前、ウィリアム・シェイクスピアは眠っている間に、あるいは書斎の窓から空を眺めながら、ごった返すロンドン橋を歩きながら、どんな夢を見たのだろう? さらに2000年ほど昔のアテネの森の妖精と呼ばれる、生き残りのような人々の姿や、彼らの夢についてどんな思いを巡らせたのだろう? そして今ここに佇んでいるボクらの夢のような想いは、2000年後、3000年後の生き残りのホモサピエンスや、新たな生物たちにどんな姿となって届くのだろう?」とコメントした。 東京公演は6月12日まで行われ、その後「シビウ国際演劇祭2024」正式招聘作品として21・22日にルーマニア公演、7月5日から7日まで長野・信毎メディアガーデンでも公演が行われる。さらに一部公演ではアフタートークも実施。東京公演中の6月8日17:00開演回は翻訳家の松岡和子、画家の平松麻、ライターで翻訳者の草生亜紀子と串田和美、9日17:00開演回は大空、島地、串田和美、森山未來、11日18:30開演回は川上、皆本、小日向、串田十二夜、谷山と演劇ジャーナリストの内田洋一、松本公演中の7月6日17:00開演回はキャスト全員が登壇する。 ■ フライングシアター自由劇場 第2回公演「あの夏至の晩 生き残りのホモサピエンスは終わらない夢を見た」 2024年6月6日(木)~2024年6月12日(水) 東京都 新宿村LIVE □ スタッフ 原作:ウィリアム・シェイクスピア「夏の夜の夢」 翻訳:松岡和子 脚色・演出・美術:串田和美 □ 出演 大空ゆうひ / 川上友里 / 皆本麻帆 / 小日向星一 / 串田十二夜 / 谷山知宏 / 島地保武 / 串田和美