元ソフトバンク・和田毅さんが島根県功労者表彰 「本当に光栄」 慰問した病院で表彰式
プロ野球で日米通算165勝を挙げ、今季限りで引退した和田毅さん(43)=出雲市出身=が8日、島根県功労者表彰を受けた。和田さんは「本当に光栄だ」と受賞を喜び、22年間のプロ生活の経験を今後に生かすと誓った。 【写真】和田毅が引退 浜田高で甲子園8強、早大、プロへ
浜田高校の主戦として甲子園に2度出場し、3年時にベスト8進出。早稲田大からダイエー(現ソフトバンク)に入り、新人王、2度の最多勝、MVPなどを獲得し、大リーグのマウンドにも立った。地元では少年野球大会の創設、小児病棟への寄付、入院患者への激励といった地域貢献活動にも尽力した。 表彰式は、小児病棟の訪問のため訪れた県立中央病院であり、県や後援会の関係者が見守る中、丸山達也知事が表彰状を手渡した。和田さんは22年のプロ生活について「長かったが、振り返ると短かったように思える。選手としては終わったが、これからの人生が長いので、22年間培ったものを生かしたい」と話した。 県功労者表彰は県民に勇気や感動を与えた個人・団体に贈られ、和田さんで40人目となる。スポーツ選手ではテニス男子の三木拓也選手(出雲市出身)らが受けている。