ドジャースの1772億円超え補強にライバル球団エースが「気に食わない」と“苛立ち” 大谷翔平にも「見たくない」
今オフにドジャースが展開した歴史的な補強の数々に、ライバルは苛立ちを隠さなかった。現地時間1月17日、米カリフォルニア州サンフランシスコの地元ラジオ局『KNBR』に出演したジャイアンツのローガン・ウェブは「彼らはなんか気に食わない」と対抗意識をむき出しにした。 【動画】波紋を広げる炎上投稿! 大谷翔平のユニが燃やされる映像 巨額契約がおもしろいように決まった。昨年12月9日(現地時間)に大谷翔平と10年総額7億ドル(約1015億円)の超巨額契約を成立させたドジャースは、レイズからトレードで獲得していたタイラー・グラスノーとも5年1億3500万ドル(約195億7500万円)で新契約を締結した。 球界全体を騒然とさせたドジャースは、同21日にはポスティングでメジャー移籍を狙っていた山本由伸を12年総額3億2500万ドル(約471億2500万円)で獲得すると、今月7日にも複数球団による争奪戦が展開されたテオスカー・ヘルナンデスとも1年2350万ドル(約34億円)の契約を成立。他球団が獲得を狙った大物を次々と手中に収めていった。 総額12億2600万ドル(約1772億5000万円)という規模、ネームバリューともにヒストリカルな補強に、苛立ちを露わにしたのが、ドジャースの因縁のライバルであるジャイアンツのエース右腕ウェブだ。 番組で「我々はすでにドジャースのことが嫌いで、彼らは2021年を除いてずっと地区優勝している。今、彼らはオオタニとヤマモトを加えた。競争心メラメラなのか、不満が溜まっているのか、どんな言葉がふさわしいだろう?」と問われた27歳は、「ドジャースが彼らと契約して動揺したし、気を悪くした。彼らと対戦したくないからね」と説明。そして、こう続けた。 「俺はジャイアンツに2014年に入団してから今年で10年目だ。なぜあれほどの契約が決まったのか、はっきりしたことは分からないけど、彼らはなんか気に食わないんだ。説明できないんだよね。とにかく(今回の大型補強は)それをより増長させた」 ライバル心を包み隠そうとはしなかった。プロスポーツ史上最高額となった大谷の獲得にも「見たくなかった」とキッパリ。そして、「エンゼルス以外なら、あそこ(ドジャース)だけは避けてほしかった」と悔やんだ。 「もちろん、俺たちが獲得できたらと思っていた。ジャイアンツの選手たちはみんなで連絡を取り合っていたんだ。だからはっきりと言うよ。嬉しくなかったね。とにかく今はその現実と向き合うしかない。話すばかりじゃなくてね。ただプレーして最善を尽くし、彼らを負かさないとね」 ドジャースへの闘志をメラメラと燃やす技巧派右腕。大谷や山本と対峙する一戦は大きな話題を集めそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]