飲酒運転で逮捕、12月は98人! 沖縄、昨年同期比38人増 県警が取り締まり強化
忘年会シーズンの12月に入り、沖縄県内で飲酒運転の逮捕者が後を絶たない。県警によると、22日までに酒気帯び運転と酒酔い運転容疑の逮捕者数は98人(速報値)に上り、昨年同期より38人多い。県警は「飲んだら絶対に乗らない、乗せない、運転させないを徹底して」と呼びかけている。 米兵も「飲んだら乗るな」 沖縄県、米軍に飲酒運転根絶講話 県警によると、1月から12月22日までの逮捕者数は533人(速報値)。11月末までに飲酒絡みの事故件数は60件発生しており、そのうち約11・6%の7件は死亡事故につながっている。飲酒絡みの人身事故割合は、約2・39%で全国ワーストだ。 県警は12月を「飲酒運転取り締まり強化月間」と定め、各地で検問などの取り締まりを強化している。 交通企画課の棚原功管理官は、特に二日酔い運転の摘発が多いと指摘。個人差はあるが、500ミリリットルの中ジョッキビール2杯のアルコールが抜けるのに約8時間かかると説明し「『寝たから大丈夫』とは絶対に思わず、適正飲酒を心がけてほしい」と強調した。(社会部・垣花きらら)