航空自衛隊機が緊急着陸…「隊員の操作ミス」で機体損傷 8月の事故原因を境港市議会に説明(鳥取)
山陰中央テレビ
航空自衛隊美保基地で2024年8月、訓練中の空中給油機が緊急着陸して空港が閉鎖された事故について、航空自衛隊は6日、地元の境港市議会に事故原因などの説明を行いました。 この事故は2024年8月、航空自衛隊美保基地に所属する空中給油機KC46Aが、訓練飛行中にブームと呼ばれる給油管の格納ができない状態になり緊急着陸しました。このため滑走路が2時間に渡って閉鎖され、滑走路を共有する米子空港で民間旅客機3便に遅れが出るトラブルとなりました。 航空自衛隊は12月に入って事故の調査結果を公表し、原因は、KC46Aが戦闘機に空中給油していた際、隊員がブームの適切な操作を誤ったため、ブームが機体にあたって損傷した操作ミスだったとしています。 6日に境港市議会を美保基地の秋山副司令が訪ね、これまでの調査結果を踏まえた事故の概要から原因それに再発防止対策などについて、議員に直接説明しました。特に再発防止対策ついては、新たに予期せぬ事態への対処要項を策定するとともに対処訓練を実施するとしています。 一方で事故後見合わせていた訓練の再開にも言及し、今後、米子・松江両市など関係自治体に説明する意向を明らかにしました。さらに、現在美保基地に配備されている4機の空中給油KC46Aに加え、新たに2機が追加配備される方向である事を合わせて明らかにし、理解を求めました。
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