神戸製鋼、新社長に山口氏が就任(全文1)安全性の検証を最優先に取り組む
今までの社長は鉄鋼部門の方が多かったが、今回は機会部門の山口氏が就任する理由とは
時事通信:すいません、時事通信の【ハシモト 00:08:52】です。大きく分けて3点伺いたいんですが、1点目なんですけど、これは本来、川崎社長に伺うのが適切だと思うんですけれども、今日はいらっしゃらないので山口さんに伺いたいと思うんですけど、まず、御社の社長って今まで鉄鋼部門の方が多かったと思うんですが、今回、機械部門をずっとやられていた山口さんが就任されるということになった理由についてどう考えられているのかというのと、この前の最終報告書で、機械部門でも一部不適切行為があったと思うんで、これについて含めて、どうお考えというのがまず1点目です。 2点目なんですけども、今回の社長就任に対して、いつごろ、どのような形で川崎さんから言われて、そのときのご心境だとか、どういう考えでご回答されたかというのが伺いところで2点目です。 3点目なんですけど、パーソナルな面であらためて伺いたいんですけど、ご趣味だとか、ご家族だとか、座右の銘、モットーはと、休日の過ごし方等々を伺えればと思います。以上、3点をお願いします。 山口:まず最初のご質問ですね。従来、鉄鋼部門から社長が多く出ていると。で、今回は機械からということなんですが、確かにおっしゃるように機械事業部門からは初めての社長というふうに聞いております。ただ、なぜかと言われるとちょっと分からないんですが、当社は複合経営をしておりますので、先ほどご説明したように、素材から機械までございます。で、本来であれば事業部門の、関係なく社長が出ても良かったんであろうというふうに考えておりますので、私から機械事業部門から社長が出ることに特段の違和感はございません。 ですから、こういうような状況で次期社長をどう選ぶかというときに、今後の再発防止策、それから信頼の回復をやっていく中で、どの人間が良いかということで選ばれたのかというふうに理解しております。 それから、機械事業部門の不適切行為の件ですね。確かにご指摘のとおり、機械事業部門、それからならびにグループ会社で不適切行為が確認されております。大変申し訳なく、重く受け止めている次第です。そういうことで、今回、経営トップということになりましたので再発防止策、それから信頼回復ということに全力を傾けることでその責任を果たしていきたいというふうに考えております。 それから、社長の打診の時期でしたですかね。これは3月7日でございます。川崎社長から、4月から社長をやってほしいと。再発防止策と信頼回復に全力を傾けてほしいと、こういうふうに要請がありました。結論的に言いますとその場で受諾する旨を回答いたしました。それから、もう1つですか。趣味等ですかね。 時事通信:趣味と、家族構成と、あと座右の銘、モットー、あと、休日の過ごし方をお願いします。 山口:家族は妻と娘が2人おります。で、4人家族ですが、上の娘はもうすでに結婚しております。それから座右の銘ですが、若いころに私の上司が言っていた言葉ですけれども、これは機械の中でも使ったりするんですけれども、志は高く、されど現実には謙虚にあれ、と、こういうことを常に思っております。それから休日の過ごし方につきましては、特段何をするわけでもなく、ゴルフの打ちっ放しに行ったりとか、そういう形で過ごしております。 男性:趣味はなんですか。 山口:趣味は特段ありませんが、ゴルフは好きですけれども下手です。それからあとはスポーツ観戦等々をやると。映画を見ることもしますと。一般的なことですね。時間をつぶしていると、こういうことです。 司会:ありがとうございました。ほかにございませんか。じゃあ一番前の方、よろしくお願いいたします。 【連載】神戸製鋼、新社長に山口氏が就任 全文2へ続く