【狙われる現役世代】またSNS型投資詐欺 30代1人と50代2人が計5300万円をだまし取られる「出金に手数料」80代も1800万円被害 福岡
福岡県内でSNS型投資詐欺の被害が相次いでいます。県警は26日、4件の被害を発表しました。 警察によりますと、福岡県筑紫野市の30代の契約社員の男性は、去年11月ごろ、オーストラリア人女性を名乗る人物とSNSのメッセージでやり取りする中で株式投資を勧められ、ウソの株取引所のサイトのURLを紹介されました。 男性はサイトに登録し、およそ600万円を8回に分けて指定された口座に送金しました。そして4000万円ほどの運用益が出ているように見えたことから出金を申し込みました。 しかし「出金には手数料が必要」と指示され、さらに2回に分けて590万円を送金しました。その後、急にサイトが開けなくなったことから銀行などに相談し、被害に気づきました。
福岡市南区の50代の会社員の女性は、SNSの投資広告にアクセスしたところ別のSNSのグループに招待され、メンバーからウソのFX投資を勧められことし3月から4月にかけて9回にわたって合わせて1350万円を指定された口座に振り込みだまし取られました。 女性が利益を出金したいと申し出たところ数百万円かかると言われ、知人に相談して被害に気づきました。 また、福岡市南区に住む別の50代の女性は、SNS上で有名経済アナリストを名乗る人物からウソの投資話を持ちかけられ、2750万円をだまし取られました。 警察によりますと、福岡市南区の50歳のパート従業員の女性がことし2月、SNSに表示された投資に関する広告をクリックしたところ、有名経済アナリストを名乗る人物からメッセージが送られてきました。 SNSのグループに招待され、女性は同じグループのメンバーから指示された投資アプリをインストールし、3月21日から4月23日にかけて、指定されたネットバンキングや金融機関の窓口で7回にわたり、あわせて2750万を送金しだまし取られました。 投資アプリ上では利益が出ていることになっていて、女性が金を引き出そうとしたところ引き出すことができずSNSのグループのメンバーとも連絡が取れなくなったため警察に相談しました。