都知事選候補者に聞く〝政治とカネ〟パーティー是非、給与削減…小池氏「透明性確保し続ける」蓮舫氏、石丸氏は開催しないとの立場
東京都知事選(7日投開票)では、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件などから続く「政治とカネ」の問題を争点にしようとする動きもある。パーティー開催の是非や知事給与の削減を巡り、各候補の主張は分かれている。 【画像】物議を醸している、共産党が作成した「蓮舫氏のビラ」 政治資金パーティー開催について、現職の小池百合子氏(71)は「いろんな人と情報交換も行える良い機会。透明性を確保した上で続ける」と説明する。 前参院議員の蓮舫氏(56)と前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)はいずれもパーティーを開催しないとの立場だ。 蓮舫氏は「どんなに透明化しても、強力な権限を持つ都知事がパーティーを開けば、政官業の癒着が疑われ、政治の信頼の失墜につながる」と訴える。蓮舫陣営には、自民党政権と小池都政を結びつけて批判するという思惑もうかがえる。 元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)は「必要があればやる。(政治に)金はかかるので、やらなければ、どう調達するかということになる」と話した。 年間約2900万円の知事給与も意見が分かれる。小池氏は初当選した2016年以降、半額削減を続けており「事業評価で財源を捻出している。自らの身を切ることの象徴だ」としている。 蓮舫氏は「パーティーをやらないので収入が限られる。議会の皆さんも含めて(議論し)考える」としている。 石丸氏は「胸を張って全額を頂くが、ユーチューブの広告収入で自分の年収分ぐらいは稼いでみたい」と話す。 田母神氏も全額受け取る意向で「身を切る改革は緊縮財政を招くだけで景気を悪くする」と主張した。 【都知事選の立候補者】 (届け出順) 野間口 翔36 無新 沢 繁実47 無新 大和 行男46 無新 木宮 光喜71 諸新 小池百合子71 無現 内海 聡49 諸新 石丸 伸二41 無新 小野寺紘毅79 諸新 新藤 伸夫75 諸新 竹本 秀之68 無新 桜井 誠52 諸新 ドクター・中松96 無新