「茶番でしかない」やす子のマラソン、じつは“徒歩ペース”の速度にあきれる視聴者…フジ『27時間テレビ』の“攻撃”がジワジワ
8月31日から9月1日にかけて放送された『24時間テレビ47』(日本テレビ系)で、お笑い芸人のやす子がチャリティーマラソンのランナーを務めた。 【写真あり】「茶番」と批判されるシーン 「台風10号の接近により、事前に視聴者から募集されていた、やす子さんと伴走する市民ランナー企画は中止となりました。さらに、日産スタジアムの400mトラックを75周したのちに、一般道に出るイレギュラーな形を取りましたが、無事に放送時間内にゴールを果たしています」(芸能担当記者) ところが、X上ではフジテレビ系の恒例特番『FNS27時間テレビ』と比較する声があふれている。 《27時間テレビで実際100キロマラソンにどのくらいの時間が必要か証明されちゃってるからほんま24時間テレビのマラソンは茶番でしかない》 《27時間テレビにあんなに喧嘩売られてる状態やのに、いまだに番組終了直前にゴールするマラソンを続けてる24時間テレビもなかなかどうかしてる》 《フジの27時間テレビの記録は11時間台。日テレの24時間テレビのはいつも番組終了ギリギリ。休み休みで安全を考慮してのことだろうけど。もうそれで感動する時代ではないですよ》 現在、まさに大ブレイクともいえる活躍を見せている、やす子。さらに、今回は台風接近のうえ、熱中症リスクも考えられ、走行ペースに配慮がなされたようだ。 「やす子さんは、31日午後8時にスタートしてから、翌1日午後9時前にゴールするまでに、81kmを走行したことを明かしていましたが、これは48歳で挑戦した研ナオコさんの85kmよりも短い距離でした。 この走行ペースを単純に24時間で算出すると、1kmあたり約18分になります。かりに睡眠や休憩で7時間を使ったとして、17時間で計算しても1kmあたり約12分半の計算です。 この1km約12分半というペースは『駅徒歩1分』などの表示で使う『分速80m』という速度とほぼ一緒。普通に歩くのと変わらないんです」(同前) 実際に、やす子のペースは終始ゆっくりとしており、ほとんど“ウォーキング”と言っていいものだった。こうした批判が生まれたのは、『FNS27時間テレビ』の企画による影響が大きいと、制作会社ディレクターは指摘する。 「2023年から『27時間テレビ』では、チャリティーマラソンのパロディ企画『100kmサバイバルマラソン』がおこなわれています。こちらも、夏場の実施に賛否が分かれている状態ですが、一応、途中で暑さや疲れを考慮して、強制的に休憩が挟まれています。 2024年の『100kmサバイバルマラソン』は午後7時にスタートして、翌日午前11時半ごろに優勝者がゴールしていたので、休憩ありでも、100kmを約18時間半でゴールできることが証明された形になりました。 また、残り3kmからは先導車が外れ、賞金をかけたガチンコの勝負になることが、意外にも感動を呼んでいます。『24時間テレビ』のパロディ企画だったはずが、“本家”にジワジワと攻撃を与える結果になっているのです」 無謀な運動企画は“体力自慢”にまかせておくだけでいいのでは?