「海底熟成ワイン」の試飲会 豊かな海で半年間「世界に発信できる」
鹿児島放送
世界自然遺産に登録されている奄美大島。 その奄美大島の豊かな海の中で熟成されたワインの試飲会が開かれました。 瀬戸内町のレストランの倉庫に貝などが少し付いたワインボトルが並んでいます。 東京に本社を置くPR会社・アイスリーが、去年12月から瀬戸内町の海の底に約半年間、沈めていた「海底熟成ワイン」で、海水温の変化や波の振動などにより熟成が進むとされています。 その味の変化を楽しもうと、瀬戸内町清水のレストランに事業に協力した関係者や地元住民が招待され、熟成前と後のものを飲み比べる試飲会が開かれました。 (参加者) 「本当に(味が)柔らかくなってる。飲みやすい」 (参加者) 「全然違う。同じものとは思えない」 (参加者) 「(熟成)後は口に含んだ時にまろやか。(香りが)鼻に抜ける感じがすごい」 試飲した瀬戸内町の鎌田愛人町長も確かな味の変化を楽しみ、地域の活性化に期待を寄せます。 (瀬戸内町 鎌田愛人 町長) 「海底熟成のワインが飲める町ということで、世界に発信できると思う」 (III Three 森谷悠以 社長) 「生物も本当にたくさん付いていた。豊かな海ということをボトルで表現したい。とても可能性が高いのではないかと思っている」 このワインはクラウドファンディングで予約購入できるほか、今月中旬から瀬戸内町のレストランで販売されます。