井上尚弥の“5.6東京ドーム統一戦”を海外メディアはどう報じたのか?「満員にするにはネリの悪評は役立つ」「ヤマナカの雪辱を果たすチャンス」
「爆発力のあるパンチを誇るネリが勝つ可能性も」
米ボクシング専門メディア『Boxing News24』もネリと山中との因縁を引き合いに出しながら、「イノウエにはサウスポーのネリを破ることで、ヤマナカの雪辱を果たすチャンスが訪れる。爆発力のあるパンチを誇るネリが勝つ可能性もある」と記述。実力的に甲乙つけがたいと分析している。 だが、「ネリはマーロン・タパレス(フィリピン)よりハードパンチャーとして優れており、爆発力がはるかに高い。彼はタパレスのようなワンパンチタイプのファイターなので、ある程度のダメージをイノウエに与えることができるかもしれない」と昨年12月に井上と対戦したタパレスよりも、一発の重さはネリに分があると述べ、モンスターが初めてリングに沈むシーンもおかしくないというのだ。 最後に同メディアは、井上がネリとの統一戦に成功できれば「今年はムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)とジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との防衛戦に臨む」と予想しており、早くも次戦の対戦相手に大きな関心が寄せられている。 ”モンスター”と”悪童”のタイトルマッチは、はたしてどんな結末を迎えるのか。約2か月後に開催される大一番まで、両陣営の動向に世界中が固唾を飲んで見守ることになるだろう。 構成●THE DIGEST編集部