小芝風花“倫子”&亀梨和也“家治”、無意識に引かれ合う姿に「この夫婦尊い」の声<大奥>
小芝風花が主演を務める木曜劇場「大奥」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)の第3話が2月1日に放送。第3話では、倫子(小芝)と家治(亀梨和也)が無意識に引かれ合う様子が描かれた。 (以下、ネタバレを含みます) ■「大奥」の内容を紹介 【写真】目の演技が光る…!凛々しくも優しい目線を送る家治を演じる亀梨和也 本作は、連続ドラマとしては約20年ぶりに復活したフジテレビ系「大奥」シリーズ。さまざまな人間の思惑、嫉妬、憎悪、悲哀が渦巻く“女性の社会の縮図=大奥”で、たった一つの愛を得ようともがく女性らの戦いを描く。 ■倫子は家治は気になっていた…「大奥」第3話を振り返る 五十宮倫子の身だしなみを整えるお品(西野七瀬)が昨晩の御渡りについて問い掛けると、倫子は「何もなかった」と口にし、徳川家治のことがよく分からないと話し出す。 早速、家治に抱かれなかったことで高岳(田中道子)ら女中の間で“添い寝姫”とあざ笑われる倫子。お品は怒ろうとするが、倫子に制される。倫子はお品にこの先自分の身に何があっても言い返しては駄目だと命じており、倫子はお品が酷い目に遭って欲しくなかったのだ。 一方、倫子のもう一人の付き人、お知保(森川葵)は宿下がりで里帰りしていた。そんな折、倫子が家治と仏間で手を合わせていると、松島の局(栗山千明)が口を開く。松島の局は倫子の目の前で家治に側室を設けるよう迫ったのだ。だが、家治は「側室は必要ない」と返す。将軍家の血筋を絶やすことになると食い下がる松島に、家治は何も答えず去る。 倫子から次第を聞いたお品は、女中たちのうわさとして家治の父・徳川家重(高橋克典)と母・お幸の方(紺野まひる)に関する悲しい過去を話す。倫子は家治のつらい身の上に思いを馳せる。 家治が世継ぎを望まぬという話は松平定信(宮舘涼太)も知ることとなり、父の田安宗武(陣内孝則)に告げる。また、家治が田沼意次(安田顕)の言いなりになっていると定信から報告を受けた宗武は、いいことを思いついたと不敵な笑みを漏らす。 ■倫子は家治が気になりだす お品は、倫子の髪を手入れしながら、今日は一段と髪が艶やかで美しいと褒める。美しさの秘密は御渡りにあると確信しているお品に、倫子は少し寂しそうに何もなかったことを告げる。 家治なりの優しさを感じながらも、家治のことがよく分からない倫子は複雑そうな顔を浮かべていた。しかし、第1話のようにおびえている様子はなかった。家治の冷たい面や優しい面、寂しそうな面などを見て、どれが本当の姿なのかと、混乱していることを打ち明ける倫子。 無意識に家治に引かれている様子の倫子に、上様のことがもっと知りたいのですねと告げるお品同様にほほ笑んでしまった人もいただろう。 ■倫子は家治のつらい過去を知る そんなほっこりしたシーンも続かない。第3話でも倫子への嫌がらせは激しさが増した。家治に抱かれなかったことを知った高岳ら女中の間で“添い寝姫”と呼ばれたり、目の前で家治に側室を設けるよう迫られたりと、さまざまな出来事が倫子を傷つける。 しかし、倫子は自分がされたことよりも、「側室は必要ない」と言い放った家治が気になっていた。お品にどうしてそんなことを言うのかと話す倫子。お品は女中らから聞いた家治の悲しい過去を打ち明ける。 全ての話を聞いた倫子は、自分よりももっとつらい思いをしてきたのかもしれないと家治へと思いをはせるのであった。その目には同情の色はなく、ただ家治に寄り添いたい思いがあふれていたように思う。 その後、家治の母親の命日を知った倫子は、少し早いが供養を行っていた。そこへ家治がやって来て、何をしているか尋ねた後に、「なぜそなたが?」と問われる倫子。倫子は包み隠さず、やって来た理由を述べ、続けて「めおとですので」と告げる。 倫子の回答に、何も言わずに去る家治。いつもと変わらない様子に見えるが、この場面は、倫子が家治の心を溶かしていくための重要なシーンになった。 ■倫子を救った家治の優しさ 嫌がらせの中でも、ひどかったのは倫子の布団にヘビが仕込まれていたことだった。何を言われても、されてもグッと堪えていた倫子だったが、ヘビには驚き、悲鳴を上げる。自分ではどうすることもできない嫌がらせの数々に、落ち込む倫子の元に家治がやって来る。 家治は明日の夜待っているようにと倫子に告げる。倫子やお品が不思議そうにしていると、家治は御渡りで自身の部屋を訪れれば、ヘビは出ないと不器用ながらに伝えるのだ。 その優しさに胸キュンした人もいたが、家治が倫子を外へ連れだし、家治なりに励ますシーンはより大きな話題を呼んだ。家治は誰にも言えない自身の夢をキラキラとした表情で語る。そんな家治を見て、倫子もまたキラキラと見つめ、家治と似たような夢をいただいていることを明かすのだ。家治も倫子も互いにしか見せない表情だった。 地獄の中で段々と距離を縮めていく家治と倫子。まだ恋とも呼べない関係ではありつつも無意識に引かれ合う姿に、X(旧Twitter)では、「幸せな空間」「早く愛し合ってくれ」「この夫婦尊い」という声が上がった。 また、第3話のラストに、お知保が側室に選ばれたことで、「どうなんの?」「不穏な空気がすぎる」「側室必要ないって言ったじゃん!」「第4話…早くしてください」と2月8日(木)放送の第4話を待ちきれない視聴者が続出した。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部