有機フッ素化合物=PFAS 検査義務化など求め提言取りまとめ 在日米軍へ流出防止の働きかけも 自民
発がん性が指摘されるPFAS=有機フッ素化合物をめぐり、自民党は、全国の水道水の水質基準の引き上げや検査の義務化などの対策強化について、政府に求める緊急提言を取りまとめました。 提言では、来年の春をめどにPFASの代表物質で飲み水の中に含まれるPFOSとPFOAを水道水の水質基準に引き上げる方向性を示し、これまで義務付けられていなかった検査や基準の遵守を水道事業者に求めるよう訴えています。 また、在日アメリカ軍の施設から流出させないことや、流出した場合は速やかに情報提供するようアメリカ側に対して強く働きかけることなども盛り込みました。 近く、関係省庁に申し入れる方針です。 PFASをめぐっては、在日アメリカ軍横田基地で8月の大雨により貯水池などからPFASを含む泡消火剤などの汚染水があふれ、基地の外に流れ出た可能性が高いとアメリカ側が明らかにしていて、きょう防衛省などが立ち入り調査しています。
テレビ朝日報道局