移籍先はどこに!?山本由伸、大谷翔平との「不思議な縁」
大谷 翔平選手(花巻東出身)がドジャースに移籍することが決まった。これからは、今オフの目玉の1つ、山本 由伸投手(都城高出身)が、どの球団に入るのかに注目が移る。 【一覧】大谷翔平 高校時代からの全成績 メッツ、ヤンキース、ドジャース、ブルージェイズなどの名前が挙がっている。大谷の移籍が決定したことで、一気に移籍市場が動きはじめることが考えられ、近日中にも発表なんてこともあるかもしれない。この2人がドジャースでチームメートになるのか、他球団に入団し、対戦する日がくるのか。 2人の初対戦は、2017年9月26日だった。京セラドームでのオリックスー日本ハム戦。山本が先発し5回を投げて8安打5三振2失点に抑えた。この試合で「3番指名打者」としてスタメン出場した大谷と初対決した。第1打席は空振りの三振、第2打席は中犠飛、第3打席は中前安打。初対決は山本に軍配が上がったが、3打席目にはしっかり大谷が対応した。試合後、大谷は「今年(2017年)、対戦した投手で一番」と絶賛している。山本がまだブレークする前だったが、大谷は山本に対して、一流にしか分からない「何か」を感じていたのだろう。 その後、2人は時を同じくして好成績を収めている。山本は2018年に中継ぎでブレークすると、先発起用を経て2021年に18勝をマーク。勝率.783、奪三振206、防御率1.39で、投手4冠に輝いた。ご存じの通り、この年から3年連続で「投手4冠&沢村賞」。日本を代表するエースとして有無を言わさぬ成績を収めて、メジャー移籍を目前にしている。 大谷は山本がブレークした2018年に海を渡ってエンゼルス1年目を過ごすと、手術などの苦しい時期を乗り越え、2021年に本格的に二刀流で活躍。こちらもご存じの通り、2021年にアメリカン・リーグのMVPに選出され、今年は日本人初の本塁打王にも輝き、メジャー史上初の満票での2度目のMVPを獲得した。そして、来季からはメジャー史上最高の契約金を得て、ドジャースに活躍の場を移す。 2人は見事なまでにシンクロしている。 山本はどの球団に入るのか。大谷との対戦はどうなるのか。今年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、世界一に輝いた侍ジャパンが誇る2人は、舞台を野球の本拠地に移して、数々の感動を与えてくれるに違いない。