DeNA・筒香嘉智が26日・巨人戦から1軍合流も…1657日ぶり国内復帰即適時打「感覚はよかった」
◆イースタン・リーグ DeNA5―1巨人(20日・横須賀) ジャイアンツを退団しDeNAに復帰した筒香嘉智外野手(32)がイースタン・リーグ巨人戦(横須賀)に「4番・DH」で出場。国内では19年10月7日、CS第1ステージ阪神戦(横浜)以来、1657日ぶりの試合で、3打席目に初安打となる中前適時打を放ち2打数1安打1打点。「感覚はよかった。早くいい状態に持っていけたら」と、手応え。2軍戦で調整を重ね、早ければ26日の巨人戦(横浜)から1軍に合流する可能性が出てきた。 「横浜の空高く~」。ファンの応援歌に鋭い振りで応えた。死球、空振り三振で迎えた5回2死二塁の第3打席。メンデスの139キロの直球を中前にはじき返した。復帰初戦で初安打&タイムリーに「久しぶりの試合で高ぶるものはありました。試合で振ったからこそ分かる感覚というものが久しぶりに体の中に入ったので、非常に良かった」。今季はジ軍のキャンプに招待選手として参加。実戦は約1か月遠ざかっていたが、それを感じさせない一打だった。 ファンは帰ってきた主砲を待ち望んでいた。13時開始の横須賀スタジアムで、開門を待つ列の先頭は午前4時半に到着。950人が並び、開門は35分早まり10時55分に変更された。立ち見客もあふれ、初回が終わると5年ぶりに外野席も開放。観衆は2950人で、バウアーが初登板した昨年4月16日・西武戦の2680人を上回り、背番号25も「大きな力になる。幸せな時間でした」と感謝した。 映像でチェックした三浦監督は今後について「明日(21日)は練習。火曜日の鎌ケ谷には行きます」と次戦は23日のイースタン・日本ハム戦(鎌ケ谷)の予定を明言。今後は守備にも就く。1軍合流についても「日々確認しながら。無理して早めることもないし、大丈夫なのにゆっくりさせることもない」と説明。筒香も「ボールは見えていた方。映像を見て自分が思い描いてる動きと一致しているかを確認しながら細かい調整が入る」。1軍合流もそう遠くはなさそうな力強い口調だった。(岸 慎也) 〇…侍ジャパンの井端監督が、筒香について言及。「日本代表のリーダー選手。十分日本で結果を出せば、(代表に)入って来るだけの能力はある。期待したいと思います」と結果次第で代表復帰の可能性があると話した。神宮で東京六大学リーグを視察した指揮官は、11月のプレミア12の1次リーグの組分けが決まったことを受け、「(同組の)台湾も韓国もいい投手が出てきて、結構難しい大会になる」と警戒。キューバ、ドミニカ共和国、オーストラリアを加えた6チーム総当たりで争い、2位までが突破する。
報知新聞社