本番へ総仕上げ 親子で横笛 花巻ばやし優雅に
13~15日に開かれる花巻まつりに向け、花巻ばやし保存会(佐藤良介会長)が主催する親子横笛教室は1日、花巻市上町のまちなかビジターセンター前で最終回の練習を行い、花巻ばやしの情趣ある音色を商店街に響かせた。 市無形民俗文化財に指定される花巻ばやしは「京都祇園囃子(ばやし)」の流れをくみ、優雅で格調高い旋律が特徴。同まつりでは、各町内会による風流山車運行や花巻ばやし踊りパレードで演奏が繰り広げられる。 同教室は文化庁の伝統文化親子教室事業の一環で、祭りに合わせて毎年開催されている。今年は児童や保護者ら合わせて42人が参加して7月14日から全6回の練習日程が組まれ、同保存会が指導に当たった。 最終回は20人余りが参加。本番を想定した繰り返し演奏や、山車が小休止した時に奏でる「裏ばやし(停車ばやし)」の練習などが行われ、参加者が真剣な表情で演奏を繰り広げた。