『海のはじまり』第11話 最終話目前で目黒蓮に強烈なパンチ、何も言い返せず呆然
最終回のキーとなるのは、水季が夏に宛てた手紙
気がつけば、このドラマも次回が最終回。その鍵を握るのは、間違いなく水季が夏に宛てた手紙になるだろう。前回のエピソードで、その手紙を発見した海に、「俺もまだ読んでないから、今度一緒に読もう。(中略)海ちゃんとの生活は一人で頑張りたいから。それまで水季の言葉には頼らない」と夏は語っていた。つまり彼がこの手紙を読むのは、「子育てはたった一人でするものではない」という境地に立ったとき。そこには、どんな言葉が綴られているのだろうか。 思えば『海のはじまり』というドラマは、単なる理想を追いかけるでも、目の前の現実にふりまわされるでもなく、そのバランスをどうとっていくかを丹念に描いてきた作品だった。おそらく最後のエピソードも、今を必死に生きている私たちに真摯に向き合った、作り手の想いが凝縮されたフィナーレが待っていることだろう。
竹島 ルイ