【日本ダービー】ジャスティンミラノは二冠達成なるか 覚えておきたい「共同通信杯優勝馬」と「キズナ産駒」のデータ
無敗での二冠達成がかかるジャスティンミラノ
今年も東京優駿(以下、日本ダービー)の週、ダービーウイークがやってきた。やはりこのレースと有馬記念はそこはかとなく気持ちの高鳴りが違う。競馬に関わる全ホースマンの夢舞台の一つだ。 【日本ダービー2024 推奨馬】勝率75%&単勝回収率252%の強烈データに該当! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) なかでも皐月賞を制したジャスティンミラノは無敗での二冠達成もかかっている。同馬は、2月に東京競馬場で行われた出世レース・共同通信杯の優勝馬でもある。無敗の皐月賞馬で共同通信杯の優勝馬といえば21年のエフフォーリアが記憶に新しい。そこで今回は「過去の共同通信杯優勝馬」にフォーカスしながら、ジャスティンミラノが快挙達成なるか、考えてみたい。
今も忘れぬ2001年の名勝負、ジャングルポケットの豪脚
過去の共同通信杯の優勝馬を見ると、懐かしい名前があった。2001年日本ダービー馬のジャングルポケットだ。 はじまりは2000年の第17回ラジオたんぱ杯3歳Sだった。1番人気が外国産馬クロフネ。2番人気が日本ダービー馬アグネスフライトの全弟アグネスタキオン。3番人気が札幌3歳S覇者のジャングルポケット。このライバル関係は翌年のクラシックでも、大いに競馬ファンを喜ばせてくれた。 ジャングルポケットは次走の共同通信杯で単勝1倍台の支持に応えて快勝、皐月賞ではアグネスタキオン、ダンツフレームに次ぐ3着と好走した。そして迎えた2001年の第68回日本ダービーでは、皐月賞馬アグネスタキオンが左前浅屈腱炎を発症し、出走回避。ジャングルポケットが1番人気に支持された。 レースは逃げ馬テイエムサウスポーが重馬場にもかかわらず、最初の1000mを58秒4というハイペースで後続を離し、ジャングルポケット、クロフネ、ダンツフレームといった人気どころが中団で一塊になるという展開。先にクロフネがマクリ気味に仕掛けたことで、一気にレースが動いた。ジャングルポケットは直線で大外へ持ち出すと、直線半ばで末脚が爆発。迫りくるダンツフレームを寄せ付けず圧勝した。ゴール後しばらくして、日本ダービー初制覇となった角田晃一騎手の左拳が握りしめられたのが印象的だった。