米司法長官候補辞退のマット・ゲーツ氏、下院倫理委が「下院の評判を落とす行動とった」と非難
【ワシントン=池田慶太】米連邦議会の下院倫理委員会は23日、トランプ次期政権の司法長官候補だったマット・ゲーツ前下院議員の疑惑に関する報告書を公表した。17歳の少女に性的関係の対価として金銭を支払うなどの複数の法律や規則への違反があったと結論づけ、「下院の評判を落とすような行動をとった」と非難した。
報告書によると、ゲーツ氏は現職の下院議員だった2017~20年、定期的に女性に金銭を支払って性的関係を持ったほか、違法薬物を複数回使用したとされる。ゲーツ氏はトランプ次期大統領から司法長官候補に指名されたが、疑惑をめぐる報道が相次ぎ、指名を辞退した。