■家族で決意「ウルはウルとして、ムウはムウとして、変わらず何があっても命をかけて守り抜こう」

家の定位置までそっくり、先代犬ウルくん（上）とムウくん（下）

――不思議な縁のようなものも感じたのではないでしょうか？ 【飼い主】ブリーダーさんに「仏壇の前でウルに12月2日に生まれ変わってきてほしいと話していたんです」と言うと、「実は12月2日の早朝に生まれているのを確認したので、誕生日は前日の12月1日にしましたが、もしかしたら12月2日に生まれていたのかもしれません」と言われ、どこまでも律儀で飼い主思いな子だとウルにもブリーダーさんにも感謝の気持ちでいっぱいになりました。 ――ウルくんとの繋がりも感じましたか？ 【飼い主】ウルが亡くなった後、いろいろなワンちゃんに触れる機会はありましたが、特別な感情を抱くことはなかったので、繋がりというものを確かに感じる瞬間でした。 ――ムウくんを迎え入れてからは、改めてご家族でどのようなことを話し合ったのでしょうか？ 【飼い主】私たち家族はウルがムウにも生まれ変わって戻ってきてくれたと確信しましたが、「ウルはウルとして、ムウはムウとして、変わらず何があっても命をかけて守り抜こうね」と改めてみんなで話し合いました。 ――目に見えた家族の変化はありましたか？ 【飼い主】家族間のLINEのやりとりや会話が倍以上に増えましたね（笑）。ウルのときもでしたが、うんちの報告やご飯、睡眠の報告はもちろん、何をしたか、何をしているか、鼻耳はどうしているかなど。ほかにも、どのオモチャが好きか、何を気に入っているのか、これからどこに行きたいか、何を買おうかなどと日々会話が尽きません（笑）。 ――ムウくんの遠吠え動画にはたくさんの反響が寄せられていました。反響についてはどう感じていますか？ 【飼い主】たくさんのコメントや反響をいただけて率直に嬉しかったです。ハスキーでもこの月齢（1ヶ月未満）で遠吠えをすることは少ないそうで、ブリーダーさんも驚いていらっしゃいました。海外の方からもコメントをいただき、海を渡り遠くの方にハスキーの可愛さを伝えられたかと思うと喜びでいっぱいです。 ――どんなときにハスキーのおしゃべりな特性を感じますか？ 【飼い主】帰宅したときや何かを訴えているとき、テンションが高めのときなどに特に感じます。あと、不満があると文句を言います（笑）。我が家ではムウにも人間同様、お話したり意見を聞いたりしているので、おしゃべりで返してくれますね。 ――ムウくんはご家族にとって、今どんな存在になっていますか？ 【飼い主】我が家では猫の鼻耳とムウの優先が当たり前なので、鼻耳とムウが視線を送ってくれたり、何かを伝えてくれたりしたときは、全て応えたいと思っています。さらに、特にムウを迎えてからは目が離せないこともあり、家事も進まなくなりました（笑）。 ――それはなかなか大変ですね（笑）。 【飼い主】ムウが疲れて寝始めたら鼻耳時間になるので、気づいたら朝と昼ご飯を食べるのを忘れていたり、あっという間に1日が終わっていたりと慌ただしい毎日です。あと、お友達や犬友さんたちがたくさん我が家に遊びに来てくれます。成長を一緒に見てくださり、感謝と嬉しさでいっぱいです。