JALのA350-1000、羽田-ダラス就航 赤いロゴ2機並ぶ
日本航空(JAL/JL、9201)は4月17日、国際線の新フラッグシップとなるエアバスA350-1000型機を羽田-ダラス・フォートワース線に就航させた。10月26日までの夏ダイヤ期間中は隔日運航を予定している。出発前には、同じくA350-1000で運航している羽田発ニューヨーク行きJL6便と並び、機体後部に「A350-1000」と大きな赤いロゴが入った2機がそろった。 【写真】ダラス行き出発前に2機並ぶJALのA350-1000 A350-1000の投入日は、4月が17日からの奇数日、5月も奇数日、6月と7月は偶数日で7月1日から17日までは未投入、8月は奇数日、9月2日から10月26日までは偶数日となる。未投入日はボーイング777-300ER型機(4クラス244席)で運航する。 運航スケジュールは、ダラス行きJL12便が羽田を午前10時55分に出発し、現地時間同日午前8時40分着。羽田行きJL11便はダラスを午前11時5分に出発して、翌日午後2時40分に到着する。 JALのA350-1000は、1月24日に1路線目の羽田-ニューヨーク線に就航。座席数は4クラス239席で、ファーストクラスとビジネスクラスはJAL初の個室タイプのシートを採用した。ファーストが6席(1列1-1-1席)、ビジネスが54席(同1-2-1席)、プレミアムエコノミーが24席(同2-4-2席)、エコノミーが155席(同3-3-3席)で、プレエコはクラス初の電動リクライニングシートを採用。後ろの席に背もたれが倒れない「フィックスド・バック構造」や4K対応の16インチモニター、フットレストなどが特徴となっている。 17日に羽田第3ターミナルで、ダラス行きJL12便(A350-1000、登録記号JA01WJ)の出発前に開かれた就航セレモニーで、JAL東京空港支店の余宮一郎副支店長は「全米で成長著しい都市で治安も良く、税制もビジネスに適していることから多くの企業がダラスに進出している。私どもの共同事業(JV)のパートナーであるアメリカン航空(AAL/AA)のハブ空港であり、南米を含むアメリカ大陸全土と地域へ乗り継げる」とあいさつした。 JL12便は乗客230人(幼児1人含む)を乗せて羽田の111番スポットから午前11時32分に出発し、C滑走路(RWY16L)から同55分に離陸した。隣の112番スポットには、機体後部に赤いロゴのデカールを貼り終えたばかりのA350-1000の2号機(JA02WJ)がニューヨーク行きJL6便の機材として駐機されており、現在受領済みの3機のA350-1000のうち、デカールが貼られた2機が並んだ。 JALはA350-1000を置き換え対象の777-300ERと同じ13機導入する計画で、今年度内に8機体制を目指す。3路線目の羽田-ロンドン線は年度内に投入を計画している。
Tadayuki YOSHIKAWA