JR西日本 神戸線の新駅名称は「摩耶」「東姫路」
JR西日本は2日、来春JR神戸線(東海道線)の六甲道駅~灘駅間に開業予定の新駅の名称を「摩耶(まや)駅」。同線(山陽本線)御着~姫路両駅間に来春開業予定の駅を「東姫路(ひがしひめじ)駅」とすることを発表した。
「摩耶山」に由来、なじみやすさから摩耶駅に
同社によると、摩耶駅は「摩耶山」に由来し、「摩耶埠頭」「摩耶インター(阪神高速)」といった近隣施設の名称に広く使用され、馴染みやすいことから決定したという。 灘駅から0.9キロメートル、六甲道駅から1.4キロメートルのところに位置し、橋上駅舎、ホーム島式1面の形になるという。 駅のコンセプトは「六甲の自然に調和する新しい駅・エコステーション」で、同社初の「直流電力変換装置」が導入され、照明はすべてLED化。太陽光発電パネルなども設置され、これまでの同規模の駅に比べ、50%以上の消費電力を削減することが可能となる。
「姫路駅」との位置関係を名称にした東姫路駅
一方、東姫路駅は、全国的知名度がある「姫路駅」との位置関係を名称とすることで、場所がイメージしやすくわかりやすいという点でこの名称に決まった。 姫路駅から1.9キロメートル、御着駅から2.4キロメートルの場所に位置し、ホーム相対式2面の地平駅舎。駅入口に白い膜屋根を設け「飛び立つ白鷺」の姿を演出し、駅の入口を開放的な空間にして明るくするという。 いずれも来年の春に開業予定となっている。