珍しい美味な魚が次々に!好釣り場”金洲”の高級五目釣りでまさかの十目達成!?
駿河湾の大場所“金洲”が今年も4月に解禁となった。スタート早々、シマアジや高級五目の好釣が釣果情報を賑わせたものの、今年は荒天続きでなかなか出船できない波瀾の幕開け。ようやくタイミングが合い、御前崎港『茂吉丸』を訪ねることができた。 【写真】泳がせではキハダマグロも!!
走行距離より近く感じる御前崎港!
『茂吉丸』の停泊する御前崎港は、東名高速道路「相良牧之原IC」から30分弱。港までのバイパスがあるので走行距離よりかなり近く感じられる。海上保安庁の巡視船・ふじが停泊する岸壁周辺が集合場所となる。 船着場の目の前の駐車スペースに車を停めると、集合時間ちょっと前に女将の乗った軽トラックが到着。海に向かって右側の岸壁カド付近に『茂吉丸』が着岸する。乗船準備が整うと、船長から声が掛かり、釣り座が割り振られる。クーラーに氷を詰めて釣具と共に釣り座へ積み込み、コマセ袋を魚桶に入れて流水解凍に掛けたら出船準備は完了。午前4時15分、『茂吉丸』は金洲へ向けて出港した。
朝イチはシマアジ狙い!
穏やかな海を走ること90分。“金洲の瀬”に到着。銭洲やイナンバのような目印となるシンボルはないものの、深海から水深50mまで急峻に駆け上がる瀬(水中島)であることが好釣場“金洲”の横顔。 竿入れ規定時刻の午前6時まで釣り座のセッティングや仕掛けの準備をする。最初の対象魚となるシマアジの釣り場は船が多く、釣れる時間が短くなる予想が船長からアナウンスされた。 合図が出て期待の第1投。底から15mまでの範囲を探るよう船長からアドバイスがあり、間もなく右舷胴の間(中央)の山﨑さんにヒット。取り込まれたのは本命のシマアジ。期待は高まったが後が続かず、船長は早々に見切りを付けて五目釣りへとシフトチェンジ。釣り人たちは仕掛けを付け換え、船はヒメダイの釣り場へと舳先を向けた。
指示ダナに合わせれば即アタリの好反応!
コマセ五目ではポイントの移動中に「次は○○の釣り場」と船長から案内があるので、最適と思われる仕掛けに付け換える。シマアジは底からの水深で指示ダナがアナウンスされたのに対して、五目釣りでは主に海面からの水深で指示ダナがアナウンスされた。 釣り方はコマセ釣りの基本通りで、指示ダナより仕掛けの長さ分深くまでビシを降ろして、コマセを振り撒きながら指示ダナに入るなりアタリが出るという流れがほとんど。船長の言った魚種がその通り釣れて来るのも面白いが、違う魚が上がってもそれはそれで面白い。 周囲が釣れているのに自分だけが取り残されているような時はタナか仕掛けが合っていない可能性大なので、道糸のメーターマーク(目盛り)を数えてタナを取り直すか、仕掛けや付けエサについて船長に相談するのが得策だ。