中村倫也&土屋太鳳が土曜ドラマ『Shrink―精神科医ヨワイ―』で共演 精神医療の世界を真正面から描く【コメントあり】
8月31日(土)スタートの土曜ドラマ『Shrink―精神科医ヨワイ―』(NHK総合:毎週土曜 午後10時~10時49分/BSP4K:毎週土曜 午前9時25分~10時14分)に、中村倫也、土屋太鳳の出演が決定。コメントが到着した。 “メンタルがつらくなったとき、あなたならどうしますか?”。誰かに悩みを聞いてほしい…でも…、話せない。心の悩みを解決できないまま、苦しい思いをしている人も多いのではないだろうか。 『Shrink』は、幅広い世代の方々の心に真っすぐ届く、“見るカウンセリング”ドラマ。“すべての人が壁を感じずに精神科にかかる日が来ますように…”。のんびり屋だけどめちゃくちゃ優秀な精神科開業医・弱井幸之助(中村倫也)と、一言多いけど思いやりにあふれた看護師・雨宮有里(土屋太鳳)が、ひだまりのような笑顔であなたの来院を待っている。 新宿の下町の路地裏で小さな精神科医院を経営している弱井は、患者たちの声を丁寧に聞き、症状に根気よく向き合うことで、ほかの医者が見抜けなかった病名を探り当て、どの患者にも希望を与えてくれる。患者は弱井に出会うことで“自分なりの生きやすい生き方”に巡り会うのだ。 初めて精神科で働くことになった看護師・雨宮は、患者と真剣に向き合う弱井の姿を見つめ続けることで、精神科診療の奥深さに魅入られていく。しかし弱井は、雨宮が知らない悲壮な過去を抱えていた…。 中村、土屋、原作・七海仁、漫画・月子、脚本・大山淳子によるコメントと役柄詳細は以下を参照。
■弱井幸之助役・中村倫也 <役柄> 「新宿ひだまりクリニック」を経営する精神科医。のほほんとした柔らかい外見とアホ毛が特徴。ハーバードの医科大学院に留学したエリートながら、突然医局を辞め、きめ細やかな治療を行う開業医となる。 <コメント> 「“そんなこと”で精神科にかかっちゃダメですか?」 原作にあるこの言葉に共感し、拡声したいと思いました。 私が出会ってきた人の中にも心の病に悩んでいる方は多くいました。そしてそのたびに、何がしてあげられるんだろう、どう接するのが正しいんだろうと考えてきましたが、正解は分からずにいました。 その心の病に名前があること。そしてひと口に精神疾患と言っても、その原因は、心のストレスによるものから、体の特質によるものまで多岐に及ぶこと。治療法と共に生きる方法があるということ。この作品で描かれるものは、きっと今を生きるすべての人が他人事ではないのだと思います。誰かの、何かのきっかけになることを願って、私自身学びながら、この作品と向き合いたいと思います。 ■雨宮有里役・土屋太鳳 <役柄> 「新宿ひだまりクリニック」に勤める看護師。精神科は専門外だった。商売っ気がなく、だらしなく見える弱井に最初は厳しく当たるが、共に患者と接するうちに見方が変わっていく。 <コメント> 「ちょっと疲れちゃった」という経験は、誰にでもあると思います。そして、その一言を伝えることができない経験を持つ人も、同じように多いのではないかと思います。私も、その一人です。でも、「誰にでもあること」が積み重なってバランスを取りにくくなった時、例えば風邪を引いちゃったとか、おなかの調子が悪いとか、虫歯になってしまったとか。そういった体の変化を診ていただけるように、心の変化に寄り添ってくれる場所があったら…世界はもっと温かく、生きやすく、幸せになるのではないかと思います。心の呼吸が浅くなっていることに気が付いて、深呼吸できるような時間。そんな時間を私自身も探しながら、演じたいと思います。 ■原作・七海仁 コメント 『Shrink~精神科医ヨワイ~』は、繊細で複雑で、だからこそ面白い精神医療をテーマにした作品です。映像化はさまざまなハードルが考えられるため「難しいかも…」と思っていたのですが、こうしてNHKさんで実現していただけてとてもうれしいです。 キャストも、中村さん、土屋さんという大好きなお2人をはじめ、素晴らしい俳優さんばかり。登場人物に新たな輝きを与えてくださるのが今から楽しみです。 内容については私も関わらせていただき、中江(和仁)監督や制作陣の皆さんとたくさんお話をさせていただきました。ドラマ制作のプロフェッショナルとしての情熱や矜持を肌で感じて、より期待が増しました。 『Shrink』に関わってくださったすべての方に感謝しつつ、みんなで「今届けたい」と強く願った物語が、見てくださる方の心に真っすぐ届くことを祈っています。 ■漫画・月子 コメント 『Shrink~精神科医ヨワイ~』作画の月子です。 毎話、それぞれの悩みを抱えた主人公と同じ気持ちになってヨワイ先生のクリニックへ足を踏み入れるつもりで描いています。 このたびドラマ化されることによって、より没入感のあるひだまりクリニックを体験できるのかと思うと今から楽しみで仕方ありません。 心の問題に無関係な人などいないと、連載を重ねるごとに思います。 ぜひたくさんの方に見ていただきたいです。 ■脚本・大山淳子 コメント 脚色を担当した大山です。私自身、若い頃に精神科に通った経験があるので、オファーをいただいた時、「こんなドラマがあったら、勇気づけられる人がいる!」と確信して、参加を決めました。 脚本作りには、中江監督をはじめ、原作者の七海さん、監修のお医者さま、プロデューサーほかスタッフの皆さんからもご意見をいただきました。全員が「よいドラマを」と前のめりになって議論を重ねながら、みんなでこしらえた脚本です。私は小説家でもあり、普段執筆はひとり静かに進めるので、熱すぎる前のめりチーム(私含む)での創作はすごく新鮮でした。どんな映像になるのか、完成が楽しみです。
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