「アジアサッカーの悲劇」“最後の砦”なでしこJの敗退に中国メディアは落胆「守備は完璧だったが...」【パリ五輪】
「アメリカは手掛かりを掴めなかった」
池田太監督が率いる日本女子代表は現地8月3日に開催されたパリ五輪の準々決勝で、優勝候補のアメリカと対戦。延長戦にもつれ込む激闘の末に、0-1で敗れた。 【厳選ショット】120分にわたる死闘の末アメリカに敗れる… なでしこジャパン、パリ五輪をベスト8で去る|パリ五輪 準々決勝 日本女子0-1アメリカ女子 強力なアメリカの攻撃をうまく凌いでいたなでしこジャパンだったが、延長前半のアディショナルタイム2分にトリニティ・ロッドマンに圧巻のシュートを叩き込まれ、これが決勝点となった。 この試合の結果を伝えた、中国のポータルサイト『捜狐』は「アメリカはフィールド上で優位に立っていたが、得点はなかった。70%でボールをコントロールした。日本チームは守備に徹していたが、ディフェンスは完璧で、アメリカは手掛かりを掴めなかった」と日本の健闘を称えている。 同メディアは「日本は奇跡を起こせなかった。アメリカに0-1で敗れ、準決勝に進出できなかった。オリンピックの歴史上、日本は女子サッカーの金メダルを獲得したことがなく、3年前でさえ、ホームで優勝を逃した。いま、再び敗退した日本は、考えていた女子サッカーの金メダルを少なくともあと4年待たなければならない」と綴り、こう続けている。 「約1日前、日本男子代表が準々決勝でスペインに0-3で敗れたのは特筆に値する。これは、今回のオリンピックで日本が男女ともに敗退し、それ以上進むことができなかったことを意味する。日本は男女ともオリンピックのベスト8に残った唯一のアジアのチームである。残念ながら敗退し、アジアのチームは準決勝に進めなかった。これはアジアサッカーにとって悲劇だ。アジアサッカーはオリンピックでの躍進をまだ待たなければならない」 男女を通じてアジア勢“最後の砦”だったなでしこジャパンの敗退に落胆しているようだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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