「業務改善計画（PIPS）」が迫っていることを示す3つの兆候と対策（海外）
人材紹介会社を率いるステファニー・アルストン氏が、従業員が近く業績改善計画（PIP）の対象となることを示す予兆を教えてくれた。 アルストン氏自身が、赤信号を事前に察知してPIPを回避した経験を持っている。 主なシグナルは、地味なプロジェクトに回される、上司からのコミュニケーションが減るといったものだ。 あなたは、業績改善計画（PIP）の対象になりそうだろうか。PIPとは、Performance-Improvement Planの略で、パフォーマンスが不十分な従業員に対して雇用者が改善の機会を与え、一定期間内での達成を課すプログラムのことだ。 人材紹介会社の経営者が「PIPが近いことを示す予兆」について教えてくれた。自分自身が以前の勤め先で、こうしたPIPの対象者にされそうになった経験を踏まえてのことだ。 ノースカロライナ州にあるBGGエンタープライセズ（BGG Enterprises）のステファニー・アルストン（Stephanie Alston）CEOは、以前にある企業で社内広報の仕事に就いていたが、ある時、会社での自身の将来が危うくなっていることに気づいた。 結果的にはPIPを課せられずにすんだが、それは、警戒すべき兆候を察知し、PIPを回避する行動をとることができたからだとアルストン氏は言う。 アルストン氏の10年にわたる人材採用分野での経験と、PIPを免れた自分の経験から、PIPが迫っている可能性を示す3つの指標を紹介しよう。
1. やりがいのあるプロジェクトが減る
インパクトの大きいプロジェクトを任されなくなることは速やかに察知すべき赤信号だとアルストン氏は言う。 これは、従業員として、職場の短期計画にも長期計画にも関与が減っていることを知らせるサインだ。 「ミーティングに出席しても、あなたの職務の今後について誰も何も言わない場合、PIPが近いか、あるいはレイオフが迫っていることはほぼ確実だ」とアルストン氏は話す。
