久万高原町の国道33号を走行する除雪車＝9日午前9時5分ごろ、同町久万

　県内は9日、強い寒気の影響で中予の山間部などで雪となっている。中南予では10日昼前にかけて、東予では9日の夜の初め頃から10日昼前にかけて山地を中心に大雪となり、平地でも積もる恐れがあるとして、松山地方気象台は注意を呼びかけている。 　9日午前5時現在の積雪は、久万高原町久万で2センチ。 　気象台によると、四国の上空約1500メートルに10日にかけて同12度以下の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まる見込み。9日午後6時までに予想される12時間降雪量は県内の多い所で平地1センチ、山地15センチ。9日午前6時～10日午前6時に予想される24時間降雪量は平地5センチ、山地30センチ。10日午前6時～11日午前6時は山地10センチ。 　10日は平地でも最低気温が氷点下になる見込みで、積雪や路面の凍結による交通障害、倒木、電線断線のほか、農作物などの管理に注意が必要。 　JR四国や一部の高速バスは降雪の状況によっては運休や遅れが発生する可能性があるとし、西日本高速道路は松山道大洲北只―西予宇和間、高知道川之江東ジャンクション（JCT）―大豊間で9日午後6時ごろから通行止めの可能性があるとしている。 　気象台は9日午前10時21分、県内に風雪波浪低温、中南予に大雪着雪、東中予に乾燥の各注意報を出した。