福岡県警本部長、SNS詐欺やトクリュウ対策に重点「県民の安全・安心を確保していきたい」
福岡県警の住友一仁本部長は7日、年頭の記者会見を開いた。被害が深刻なSNS型投資・ロマンス詐欺や、横行する匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)対策などを活動の重点とする指針を示し、「県民の安全・安心を確保していきたい」と語った。 【表】「闇バイト」の特徴…一見好条件の求人、匿名性の高いアプリでの連絡を要求など
住友本部長は冒頭、昨年12月に北九州市小倉南区のファストフード店で起きた中3男女殺傷事件での容疑者逮捕に触れ、「全容解明に向け、全力で捜査を進める」と強調。そのうえで、闇バイトの危険性の周知や、自転車利用者のヘルメット着用など交通事故抑止、偽サイトに誘導して個人情報を盗むフィッシングなどサイバー空間の脅威への対処といった推進事項を挙げ、「県民のための警察だと強く自覚し、目に見える成果を上げたい」と述べた。