広島・矢野 攻守で魅せた存在感 守っては華麗なダイブ→完璧送球 打っては今季5本目三塁打も
「広島4-1中日」(3日、マツダスタジアム) チームにとって欠かせない存在になっている。広島・矢野雅哉内野手(25)がマルチ安打&好守で5連勝に貢献。「守備からリズムをつくろうとは常に思っている。きょうはそれができて良かった」とうなずいた。 まずは守備で魅せる。二回先頭の中田が放った二遊間への強烈な打球を飛び込んで好捕。一塁へ完璧な送球を見せ、森下から拍手を送られた。 1点ビハインドの五回は無死一、二塁で打席へ。初球を三塁側へセーフティーバントして内野安打とし、大野の悪送球も誘って二走・坂倉が生還。直後に森下の勝ち越し2点適時打が生まれた。七回は先頭でリーグトップに並ぶ5本目の三塁打で出塁。「真っすぐが強いので振り負けないように」と岩崎の直球を右中間へ運んだ。 「今まで通り、変なことを考えずにやっていこうと思っている」と矢野。接戦が続く中、存在感は増すばかりだ。