賞味期限1週間だった海ぶどう 技術向上で「賞味期限2年」に 販路拡大で世界へ挑む山城由希さん
▼日本バイオテック 山城由希 代表「知られてない食材をどう世の中に出していくかとか、知られてないものとか人とか、その対象はなんでもよかったんですけど、やっぱそういうことにすごい興味があって。海ぶどうも、ちょうど延長線上みたいな感じで、なんかめちゃくちゃ面白い食材があって、これを世界へっていう父の思いに共感して私もやりたいなと思って」 好奇心に突き動かされるように、幼い娘を連れて沖縄に移住。養殖事業を継承しながら、娘の保育園探しを同時並行で行うなど、てんてこまいの毎日でした。 ▼仲村キャスター「1次産業は昼夜問わない部分あるのではないか」 ▼日本バイオテック 山城由希 代表「なんかその世界がそこあるってことは、あんまり考えないで多分来るんですよ。多分そんな考えたらこれないでしょうけどね」 42歳の山城さんは三姉妹のお母さんです。 ▼仲村キャスター「お母さんのどこが好き?」 ▼三女 鈴ちゃん「心! ママの海ん道(うみんち)はたくさん人が来るから儲かってる。アハハ」 由希さんの運営する養殖場「海ん道」は、観光施設も整備。海ブドウの摘み取り体験などで楽しむことができます。 ▼香港からの観光客「初めて沖縄に来て収穫を体験しましたがとても面白い経験でした。海ぶどうは香港にはないので」 日本バイオテック 山城由希 代表「実際にこの場に来てくださるお客様、そして我々が作った商品を(お土産に)世界に持っていくと、またそこで沖縄を知って、観光の方がまた沖縄に戻ってくると、やっぱそこの循環の仕組みがこの生産と観光をやることによって創造できる」 輸出と観光を組み合わせ、海ぶどうの認知を高めたいと話す由希さん。今年は約3トンの出荷を目標に、さらなる販路拡大を目指します。 「海ぶどうを日本の沖縄の食材だけでなく、世界の食材にということで、本当に世界の方々の食卓に入っていけるぐらいの、そこまで持っていけたら一番いいな」
琉球放送