【ラグビー日本代表合宿】BK陣はPNCの課題ハンドリングスキルを徹底強化。梶村祐介「良い判断ができるように」
日本代表合宿の3日目、10月15日にBK陣がトレーニングをおこなう宮崎からCTB梶村祐介とSH小山大輝がオンライン取材に対応した。 「アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2024(PNC)」開幕後の8月30日に日本代表合宿へ追加招集を受け、PNCでは準決勝・サモア戦、決勝・フィジー戦に途中出場した梶村は、再始動後の日本代表合宿にも継続して招集を受けた。 ここまでの3日間はPNCのレビューでチームとして指摘された、ハンドリングエラーの解消に向けたファンダメンタルスキルの向上に取り組んできたという。 ボールキャッチの基礎ともいえるハンズアップにおいても新しい技術を習得。ボールが来る方向の手を上げることで、ボールを体の正面で取れるようになった。このスキルを身につけることで「普段よりもキャッチするタイミングが早く」なり、ディフェンスとの間合いも保てることで「良い判断ができる」ようだ。 さらに合宿では短距離のスプリントをメニューとして取り組んでいると明かした。40メートルの距離のダッシュを9回、3セットこなし、ストレングス&コンディショニング(S&C)コーチ指導のもと、フィットネスの強化を図る。 オールブラックス戦まで2週間を切った中でチームとしての連携も深めたい。梶村は「この時間をしっかり有効的に使って、できる限り早くコネクトしたい」と意気込む。 エディー・ジョーンズHCが標榜する「超速ラグビー」の根幹を担うSHとして、PNCでの全4試合に途中出場した小山。チームの課題であるハンドリングエラーについては「ロスするとティア1のチームには勝てない」と危機感を募らせる。次に対戦するオールブラックスのような高いプレッシャーをかける相手に打ち勝つため、練習から意識を高めていると話す。 これまで関東で合宿していたFW陣はこの日に宮崎入りし、16日から全体でのトレーニングが始まる。10月26日の「リポビタンDチャレンジカップ2024」ニュージーランド代表“オールブラックス”戦に向けて、チームビルディングを加速させていく。