先月、広島市西区で起きた陥没事故で、広島市の松井市長は事故の原因究明などを行う検討委員会を、来月にも設置する方針を示しました。 【広島市・松井一実市長】 「どういう点で点検がいる、確認がいる、段取りとか、問題点の集約を図る会議を（検討委員会の）１回目でやるのが通常ではないかと」 先月、広島市西区で発生した道路の陥没事故では、周辺の建物が傾いたりひびが入るなどの被害が出て、いまもなお３７世帯６８人がホテルなどで避難生活を送っています。 事故発生時、地下では浸水対策のため雨水管を整備する工事が行われていて、シールドマシン本体に不具合が起きた可能性も指摘されています。 ２１日の会見で松井市長は、事故原因の究明や再発防止策などについて、１回目の検討委員会を来月に開催することを明らかにし、国交省などにも参加を促して今後、有識者を選定する考えを示しました。