<ブギウギ>菊地凛子“茨田さん”トレンド入り 突然の告白に視聴者も驚き「りつ子さんの根っこが見えた」
趣里がヒロインを務める連続テレビ小説「ブギウギ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。1月30日放送の第83回では、「ジャズカルメン」の千秋楽を迎えたスズ子(趣里)の楽屋に“ブルースの女王”茨田りつ子(菊地凛子)が訪ねてきた。歌うことにすべてを捧げるりつ子。そんな彼女が初めて語った過去に、視聴者から驚きの声が上がった。(以下、ネタバレがあります) 【写真】福来スズ子(趣里)、大きなおなかで舞台へ! ■愛助の病状が悪化 一方スズ子は… 「ブギウギ」は、「東京ブギウギ」などの名曲で知られる昭和の大スター・笠置シヅ子をモデルにしたオリジナル作品。戦後の人々に生きる活力を与えた歌手・福来スズ子の波瀾(はらん)万丈の人生の物語だ。第18週「あんたと一緒に生きるで」では、大阪で療養する愛助(水上恒司)と会えないまま、「ジャズカルメン」の本番を迎えたスズ子の日々が描かれている。 愛助の病状は悪くなるばかりで、医者から東京行きの許可も出ない。一方、妊娠6か月で舞台に立つスズ子のジャズカルメンは好評。スズ子は、愛助の様子を知らないまま千秋楽を迎えた。 ■「あら、言ってなかったかしら。私…」 楽屋で本番を待つスズ子のもとに、りつ子が「相変わらず下品な化粧ね」と現れた。「そのイヤ~な声はまさか…出た!」と振り返ったスズ子に、ツンとして「失礼ね。人をオバケみたいに言うんじゃないわよ。オバケみたいな化粧してるくせに」と返すりつ子。皮肉たっぷりのりつ子だがかつてのような冷たさはなく、やりとりの端々に親しみすら感じられる。 そんなりつ子、スズ子がおなかの子に「ほら、茨田りつ子さんやで。怖い人なんやで~」と話しかけると「大変なのはこれからよ。本当の本番は産んでから」「あら、言ってなかったかしら。私子ども生んでるのよ」とサラリと打ち明けた。 子どもは10歳になるが「田舎の母に預けっぱなし」だという。「私はなんら後ろめたいことのない生き方してきたつもりだけど、それだけが後ろめたさね」と言いながらも「だから私は歌に命を懸けるの」と淡々と語った。 ■りつ子のカミングアウトに驚きの声 戦時中いくら禁じられてもブルースを歌うことをやめようとせず、自分の歌で年端もいかない特攻隊員たちの背中を押したことを深く悔やんでいたりつ子。そんな彼女の“歌うこと”への信念は、わが子と生きる道を犠牲にすることで成り立っていたのだ。 プライベートについてはめったに明かしてこなかったりつ子の突然の告白に、視聴者からも驚きの声が上がった。「りつ子さん、子どもいたんだ…」「子どもと離れることで歌に向き合う覚悟ができたんだな」「りつ子さんの根っこが見えた」「いつでも一本筋の通ったりつ子さんが素敵」といった声が上がり、X(旧Twitter)では放送後、「茨田さん」がトレンド5位圏内に浮上した。 スズ子とりつ子の小気味いい掛け合いに「互いをリスペクトしてるのがわかる」「この2人のやりとり、ずっと見てられる」「りつ子さんとのやり取りが癒やしになってきた」の声も上がった第83回。「ブギウギ」初回冒頭では、りつ子が楽屋で赤ん坊を預かりスズ子を舞台に送り出すシーンが描かれていたが、その未来が着々と近づいてきている、そう感じさせる回となった。