空海ゆかりの寺、ユズの実かたどった「ゆず守」製作…「『かわいい』と手にとってもらえるデザインに」
大阪府河内長野市の盛松寺は、弘法大師・空海がユズみその製法を伝えたとの故事にちなんで、ユズの実をかたどった「ゆず守(まもり)」(1000円)を初めて製作し、1日から授与を始めた。
同寺によると、平安時代に留学先の唐から帰国した空海が、疫病に苦しむ地域住民に万病に効くとされるユズみそを教えた。この伝承に関連して、同寺は数年前から、ユズをモチーフにしたおみくじや絵馬などを作り、「ゆず守」は昨夏に計画した。
お守りは黄色の円形(直径約4センチ)で、緑色のひもはユズの実のヘタを表現している。高橋成明住職(56)は「『かわいい』と手にとってもらえるデザインになった。お守りを身につけ、今年も心豊かに日々を過ごしてほしい」と話している。