南城市で自動運転バスの実証調査 市民や観光客の交通手段確保につなげる
沖縄テレビ
市民や観光客の交通手段の確保に繋げようと、南城市で自動運転バスの実証調査が行われています。 喜屋武奈鶴記者: 「私はいま自動運転のバスに乗っています。加速や一時停止もしっかりとしていて、まるで運転手が運転しているかのような乗り心地です」 南城市は市内を走る路線バスのドライバー不足を解消するため、10月12日から、民間企業と連携して自動運転バスの実証調査を行っています。 市によりますと、斎場御嶽などをはじめ主要な観光地だけでも2023年度42万人の観光客が訪れています。 その一方で、市民や観光客の移動手段は自動車やレンタカーとなっていて、渋滞の回避や観光客の利便性の向上にむけて、円滑な交通システムの確保が求められていました。 実証調査で走行するバスは、知念体育館前から斎場御嶽までの800メートルを結び、障害物を認識する赤外線センサーや、カメラなど安全に自動運転を行うための装置が20台以上搭載されています。 体験乗車した人: Q:自動運転のバスに乗るのは初めて? A:初めてです。割とゆっくりなのでどれくらい普及するのかというのはちょっと分からない。単純に面白かったですこんな風に走るんだと。 NTT西日本古江健太郎沖縄支店長: 「実証を通じて、地域の皆さんや観光客の皆さんにより便利で安心してご利用いただけるような、そういう自動運転サービスを実現していくために、しっかり取り組んでいきたいと思っています」 実証調査は10月18日まで行われるほか、2025年も計画していて、早ければ2028年の導入を目指すことにしています。
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