藤井聡太八冠「実力以上の結果を残すことができた1年」 将棋大賞表彰式 最優秀棋士賞4年連続4度目受賞/将棋
将棋の藤井聡太八冠(21)が18日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第51回将棋大賞の表彰式に出席した。 【写真】日本酒を飲んだ藤井聡太氏「すごく辛くてびっくり」 藤井八冠は昨年10月、第71期王座戦五番勝負を制して史上初の全8冠独占を果たしたことが評価され、最優秀棋士賞を4年連続4度目の受賞。勝率1位賞(8割5分2厘)のほか、名局賞(第71期王座戦挑戦者決定戦の豊島将之九段戦)、名局賞特別賞(第71期王座戦第4局の永瀬拓矢王座戦=現在の肩書は九段=)にも輝いた。 藤井八冠は「自分自身の実力以上の結果を残すことができた1年だったと思っています。印象に残る対局や出来事も多くありました」とあいさつ。「昨年度の対局でも感じたのですが、最近は戦術の進歩や変化、流れがより一層早くなっており、それにどう対応していくかということが今後の自分にとってのテーマになるのかなと考えています。今年度も棋士としてよい将棋をお見せできるよう、引き続き精いっぱい取り組んでいきたいと思っています」と決意を新たにした。 また、藤井八冠にタイトル戦で3度挑戦権を得た伊藤匠七段(21)が優秀棋士賞などを受賞。2人は現在、叡王戦五番勝負が進行中で、4連覇を目指す藤井叡王が1勝0敗とリード。20日の第2局を2日後に控える中、表彰式の記念撮影では隣同士で収まった。