豪雨から1年 美祢市の学校で避難訓練
山口朝日放送
美祢市に甚大な被害を与えた豪雨災害から1年が経ちます。 備えを万全にするために、小学生と中学生が一緒に命を守る行動について学びました。 去年6月末の豪雨で、被害の大きかった地域にある厚保中学校です。 校内放送 「厚狭川が決壊し、校舎1階まで水が押し寄せています。 身の安全を確保するために校舎3階まで垂直避難してもらいます。」 訓練は「近くの川が氾濫し校舎が浸水する」という想定で 生徒たちは3階に避難する経路などを確認していました。 中学校より高台にある厚保小学校まで避難する訓練も行われ、 真剣な表情でおよそ1キロの距離を速やかに歩きました。 中学生は 「実際にあったら怖いしおどおどしてしまうので、 今回みたいに落ち着いて行動して正しい判断をしたいと思います」 小学校では災害ボランティアによる特別授業がありました。 小学生と中学生がグループになって意見を出し合いながら、 日頃の備えや避難の手順など、命を守るために必要なことを学んでいました。