<衆院選2024>自公215で大敗、過半数割れ “裏金”非公認候補は落選相次ぐ
10月27日に投票が行われた衆議院選挙の結果、自民・公明両党の与党は合わせて215議席で、定数465の過半数=233を割り込みました。また、東京都内でも裏金問題の影響が色濃く、自民党非公認の前職らが相次いで敗れました。 自民党は公示前から65議席減らして191議席、公明党は8議席減らして24議席となりました。自民党総裁の石破首相は勝敗ラインを与党で過半数獲得と位置付けていて、責任論に発展する可能性があります。 また、裏金問題の影響が色濃く、非公認の前職では下村博文元政調会長と小田原潔さんが敗れるとともに、比例に重複立候補できなかった丸川珠代さんと山田美紀さんが落選しました。落選した下村さんは「私の不徳の致すところで今回のような結果になってしまった。皆さんに恩返しが今回の選挙でできず申し訳ない。信頼回復に向けてさらに努力精進したい」と敗戦の弁を述べました。 また、非公認となった萩生田光一元政調会長と平沢勝栄元復興相は当選を果たしています。再選を果たした萩生田さんは「7期目でこんなに厳しい選挙を経験するとは思っていなかった。多くの市民に支えられ、しっかり結果を出すことができた。本当に感謝の気持ちでいっぱい」とコメントしました。 一方、立憲民主党は躍進して、公示前から50議席増えて148議席を獲得しました。 小選挙区の投票率は53.84%でした。これは前回=2021年の衆議院選挙を2ポイント余り下回った形で、戦後3番目に低い投票率となりました。