伊藤惇夫氏「表紙を替えても中身を替えなければダメ」自民で噴出岸田おろしは大多数の不満の表れ
政治アナリストの伊藤惇夫氏がTBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。自民党内で噴出し始めた「岸田おろし」について、「大多数の皆さんは、既成の総理の下で総選挙をやられたらたまらないというのが背景にあるんでしょう」と解説した。 かつてリクルート事件で引責辞任した竹下登氏から後任を要請された伊東正義元官房長官が「表紙を替えても中身を替えなければダメだ」と言って断った例も挙げた。今回は、「岸田さんの替わりに人気者を担げば何とかなるという発想は、『じゃあ自民党の中身は変わってないんだよね』という話にもなる」とした。 それでは9月の総裁選はどうなるか? 伊藤氏は「自民党がどういう状況に置かれるかによる」と前置きした上で、「いよいよ追い詰められているということになれば国民の人気優先で、人気のある表紙に替えようとする。収まっていれば、党内の力関係や評価を選考基準にする」と予測していた。