メキシコ料理のGYG株、豪上場初日に急伸-21年以来の上昇率
(ブルームバーグ): メキシコをテーマにしたファストフードチェーン、グズマンイーゴメズ(GYG)はオーストラリアへの上場初日の20日、株価が36%上昇した。同国で上場初日の株価上昇率としては、ここ数年で最高となった。
GYG株はシドニー市場で30豪ドルで取引を終えた。新規株式公開(IPO)価格は1株22豪ドル。IPO規模は3億3510万豪ドル(約353億円)と、当初の2億4250万豪ドルから引き上げられた。豪州でのIPO規模としては約1年ぶりの大きさ。過去2年間に同国で実施された1億米ドル(約158億円)超のIPOは3件だけだった。
ブルームバーグの集計データによると、豪州で少なくとも1億米ドルをIPOで調達した企業の上場初日の株価上昇率としては、2021年以降で最も大きい。
同データによれば、過去5年間にそうした企業の株価は上場初日に平均4.4%上昇している。
今回のIPOは、バレンジョーイ・マーケッツとモルガン・スタンレー・オーストラリアが共同主幹事を務めた。
原題:Guzman y Gomez Posts Best Big Australia IPO Debut Since 2021、Guzman y Gomez Heads for Best Sydney IPO Debut Since 2020(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Filipe Pacheco, Georgina McKay