厳しい冷え込みに福島市のリンゴ農家は「一安心」(福島)
福島放送
氷点下ではなかったものの、福島市も今シーズン最低の0.8度となりました。 この冷え込みを待ち望んでいたのが市内の果樹園です。 まるえ観光果樹園の服部 栄さんは、「夏は高温すぎて心配していたけど、先月まで暖かい日が続いたので、今年のリンゴはどうなるのかなと本当に心配でした」「この寒さが来たので一安心というか」と、胸をなでおろしていました。 ここ数日の寒さでリンゴの主力品種・サンふじの色づきが一気に進んでいます。 サンふじは朝晩と日中の寒暖差が大きいほど、蜜の部分の成熟が進み味が良くなるそうです。 きょうのように朝晩は冷え込んで日中晴れる天気は大歓迎。 まるえ観光果樹園の服部 栄さんは、「これから収穫に入るが、けっこういいリンゴが取れると思います」「台風の被害がなかったので、かなり量も期待できるかと思います」と、話していました。 この果樹園ではすでに贈答用の注文が数十件入っています。 週末を中心にリンゴ狩りに訪れる人も増える見込みで、寒さが本格化するにつれて農家も忙しくなります。 まるえ観光果樹園の服部 栄さんは、「ある程度こういう気温が続いてもらうと、これから収穫も楽しみになってきます」と、話していました。 サンふじの収穫は来週にかけてピークを迎え、12月上旬まで続くとみられています。