書と絵画の力作ずらり ムトスぷらざで郡展始まる 18日まで【長野県飯田下伊那】
長野県飯田下伊那地域の小中学生が日頃の学習成果を発表する「第78回郡総合展覧会(郡展)」が18日まで、飯田市東和町のムトスぷらざを主会場に開かれている。小中学校65校と養護学校1校による絵画と書写作品計738点を展示。他に1849点を各校がそれぞれの日程で校内展示する。 書写作品は323点。とめ、はね、はらいなど見本に倣った正確さに加え、思いが込もった作品がずらりと並んだ。 絵画は自画像や景色などテーマが多彩で、表現に工夫を凝らした415点が展示されている。 公益社団法人下伊那教育会が主催。1947(昭和22)年に始まり、今回で78回を数える。 2001年からは飯田東中学校と丸山小学校を会場に交互に開き、小中学生の力作が一堂に会する機会として地域住民に親しまれてきた。一方、会場負担やコロナ禍など不測の事態への対応の難しさが課題としてあり、22年からはムトスぷらざを主会場にし、各校での校内展示と合わせたハイブリッドで実施している。 今回は、要望を受けて開館時間を30分延長。土日が2回ある日程にし、さらに多くの来場を期待している。教育文化振興部委員会の牧内優幸委員長は「子どもたちの日頃の成果を展示している。力作ぞろいなので、保護者や地域の皆さんに見ていただきたい」と来場を呼び掛けている。 午前9時~午後7時(土日は同4時まで、最終日は同3時)まで。各校の校内展の開催日時はそれぞれで異なる。