アドレス公開状態で62人にメール誤送信 国スポ関連受託事業で
佐賀県は22日、国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会で聴覚障害者を支援するボランティアの養成業務を受託する県聴覚障害者サポートセンター(佐賀市)がボランティア登録者への電子メールを、受信者全員のメールアドレスが見られる状態で誤送信していたと発表した。関係者62人に謝罪してメールの削除を依頼、第三者への情報流出がないことを確認した。 ボランティア「情報保障サポーター」は、手話通訳や要約筆記で聴覚障害者のコミュニケーションを支援する。 SAGA2024実行委員会事務局によると、同センターの職員が15日午後4時20分ごろ、4、6月に開かれるリハーサル大会での活動希望を確認する文書の提出を催促するメールを送る際、宛先を伏せる「BCC」欄ではなく、全員のアドレスが見られる「CC」欄で送信した。 登録者の1人がミスに気づき、発覚した。事務局は「個人情報を適切に取り扱うように改めて周知徹底を図る」と説明した。(大田浩司)
大田浩司