クマ1頭、早朝ランニング中に目撃 島根・江の川堤防 江津市役所から東に1キロ
3日午前5時15分ごろ、島根県江津市渡津町の江の川堤防でランニングしていた男性がクマ1頭を目撃し、江津市に通報した。現場は江の川に架かる新江川橋近くで、江津市役所から東に1キロの住宅密集地付近。市は外出する際に注意するよう呼び掛けている。けが人はいなかった。 【ツキノワグマ確認地点】熊との共生(上)出没地域の実態 人的被害に遭った2人に、当時の緊迫した状況を聞く
市によると、男性はランニング中、堤防下部にクマがいるのを発見。体長1メートルの成獣とみられ、江の川下流側に向かったという。 市教育委員会を通じて校区内の渡津小(江津市渡津町、全校生徒85人)と江津中(同江津町、217人)に連絡。両校とも全保護者に早朝、緊急メールを送り注意喚起した。通学路としては渡津小は外れているが、中学生が堤防上を使う可能性があるという。 市農林水産課の国沢精一課長は「外出時には音が出るものを身につけるなどして注意してほしい。茂みが動いていても近づかないようにしてほしい」と呼び掛けた。